今回は音声コーデックについてまとめてみたいと思う。
Bluetoothで音楽や動画を鑑賞する方は『音声コーデック』という言葉を
聞いたことがあるだろう。
Bluetoothは接続する相手によって通信手段を変えている。その通信手段を
プロファイルと呼ぶ。
通信相手が音声再生機器の場合、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)と
いうプロファイルが利用される。
Advancedと名乗っていることもあって、超古い機器だと対応していないこともある。
A2DPで音声を無線で飛ばす際に音声データを圧縮変換しているが、その方式が
音声コーデックであり、その一つがaptXだ。
現在、音声データの圧縮変換方式(音声コーデック)には大きく分けて、
SBC、AAC、aptX、LDACの4種が存在する。
その違いを音質、遅延、安定(接続の維持率)で評価する。 ※個人的見解を含む
コーデック | 音質 | 遅延 | 安定 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
SBC | C | C | A | どの機器でも対応している |
AAC | B | C- | B | 対応アプリ利用で映像との音ズレを防げる |
aptX | A | A | B | SBCやAACと較べると格段に音が良い |
aptX LL | A | S | B | aptXの低遅延版。ほぼ音ズレなし |
aptX HD | S | A- | B | aptXの高音質版。ハイレゾ対応 |
LDAC | S+ | C | C | 現在、最高音質。ハイレゾ対応 |
音質だけ見ればLDACの圧勝だが、如何せん切れるし、遅延も大きい。
そのため部屋でゆっくりハイレゾ音楽を楽しむときに適している。
ちなみにLDACには3種類のモードがあり、これは音質優先モードにした場合だ。
標準モードではaptXに、接続優先モードではSBCに近い音質になる。
以前、紹介したシャープの肩乗せスピーカーはFastStreamというコーデックを
利用しているが、これはaptX LLに性格は近いが、音質は落ちるというもの。
ゲームや動画を見る場合にはaptX LLかFastStreamをお勧めするが、対応機器が
少ないのが難点だ。
というわけで、おっさんのお勧めはaptX。ハイレゾ音楽も聴きたい方はaptX HD
がお勧めだ。
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